基本的な事項に関するご質問

最先端のダイオキシン監視装置を販売しています。

Question1.

アメサを使って排ガス中のダイオキシン類「常時監視」ができますか?

Answer1.

アメサは全世界の焼却施設で既に排ガス中のダイオキシン類「常時監視」に用いられている
実績を持った装置です。既に販売台数は公開できる分だけで通算384台を超えました。
日本で一般的に「常時監視」と言うと環境測定などにおける
大気中の窒素酸化物測定のように、数分から数時間おきに測定濃度が自動的に表示/記録される
測定装置をイメージされることが多いかと思います。
本来であれば、排ガス中のダイオキシン類の濃度(毒性当量)も大気中の窒素酸化物濃度などのように
即時に測定ができれば一番いいのですが、残念ながらこのような測定技術はまだ開発されていません。
そこで、アメサはダイオキシン類測定のための排ガス試料を自動で連続的に採取することを目的として
開発されました。
最長で1ヶ月の採取ができるアメサを用いて、1年間に12回から13回の自動試料採取(測定)を実施する
ことで、ダイオキシン類排出を「常時監視」することができるのです。

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  Question2.

アメサのデータは地方自治体への届け出データとして使えますか。

Answer2.

アメサによる試料採取は厳密にはJIS法(JIS K 0311)に規定された方法に準拠していません。
従ってダイオキシン類対策特別措置法の定めに沿った地方自治体への届け出に、その測定結果を用いることはできません。
しかし、アメサの標準パッケージには1年間に2回のJIS法とアメサ法の比較試験(並行測定による確認)が含まれていますので、この試験の中で行われる測定のデータを地方自治体への届け出にご利用いただくことが可能です。

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 Question3.

ダイオキシン類対策特別措置法の定めた4時間の短期測定値では基準値を超えても、アメサで測定できるのは長期間の平均濃度なので、基準値内に収まる場合もありうるのではありませんか。

Answer3.

環境省による解釈ではダイオキシン類対策特別措置法に基づく排ガス中ダイオキシン類の排出基準は、
一年を通して一度でもこれを超えてはいけない値とされています。
その一方でこれを監視するために行われている測定は、1年に1度の短期試験でよいとされており、
年間の8,760時間に比べると一瞬の状況を監視しているに過ぎません。
法が要求しているこの4時間以上の短期試験を1年間の連続測定に広げようというのが、アメサのコンセプトです。
ダイオキシン類の異性体濃度そのものが得られる自動連続測定については、残念ながらそれを測定する技術がまだ確立されていないのが現状です。つまり、世の中に常に短期測定値が基準より低いと証明できる
ダイオキシン監視装置が存在しないということです。
一方、ゴミ質の変化や焼却炉の運転条件などの影響により、ごみ焼却炉の排ガス中のダイオキシン濃度は常に変化しています。
一定期間の連続サンプリングによってダイオキシン類の排出実態を把握することは施設マネージメントという側面において非常に有効なのです。

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 Question4

アメサの日本における販売実績はありますか。

Answer4.

平成25年5月1日の時点で、日本国内総代理店であるグリーンブルーへ、
数件の燃焼施設向けアメサの発注を頂いています。
ただし、具体的なご購入者のウェブ上の発表は遠慮させて頂いています。
詳しい販売実績をお聞きになりたい方は、グリーンブルー営業開発部までご連絡下さい。

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 Question5.

アメサの購入費用が高いのはなぜですか。

Answer5.

アメサの販売金額については、施設の形状やアメサご利用の方法によって大きく変動します。
価格を検討される場合には、グリーンブルーのアメサ担当者までお問い合せ下さい。

アメサの購入価格が「高い」と言われることがありますが、ひとつの理由としては、ハイクオリティな素材と部品が惜しまなく投入されていることが挙げられます。技術的先進性と信頼性の高い製品を作るために、細部まで妥協せずに、こだわりのある製品作りを行うのは、メーカーであるENVEA社(ドイツ支社)の企業理念でもあります。

例えば、アメサの採取プローブには、腐食を防ぎ、ダイオキシン類の吸着が少ないチタン合金を使用するなど、ダイオキシン類の超微量計測にふさわしい高級な素材と部品が用いられています。

また、世界で初めて、唯一の吸着法に基づいたダイオキシン類の連続採取措置であるアメサの開発には、それ自体の開発費の他に、国際的な権威をもつテュフ(TÜV)の厳格な製品の性能認証試験のための費用がかかりました。その分、アメサをご利用いただくお客様には、その性能に全幅の信頼を持ってご購入いただけるのです。

アメサの年間メンテナンス費用についても、お客様がアメサを利用される目的によって金額が変動します。
これには、ドイツと同じレベルのハイクオリティな保守管理を提供するために、グリーンブルーの技術スタッフがドイツで研修を行うための費用も部分的に含まれています。

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