人工知能学会全国大会の企画セッションに取締役が登壇しました!

2025年度人工知能学会全国大会の企画セッションにて、取締役が登壇しました!

2025年5月27日~30日に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催された2025年度人工知能学会全国大会にて、万博連携企画セッション「ドメイン特化生成AIの共創・協調に向けて」が実施されました。

本セッションにおいて「安全なデータ連携による最適化AI推進コンソーシアム」のメンバーとして、取締役の三阪が講演者およびパネリストとして登壇し、総務省委託研究開発のうち「スマート運転支援(AIドラレコ)でのAIモデル共創プラットフォーム応用例」と題して、社会実証の取り組みについて紹介しました。

【企画セッション】
「ドメイン特化生成AIの共創・協調に向けて」(セッション番号:KS-32)

【オーガナイザ】
是津 耕司(国立研究開発法人情報通信研究機構/名古屋大学)
黒川 茂莉(株式会社KDDI総合研究所)

【企画セッションの概要】
生成AIの目覚ましい成功の一方で、Web等のオープンなデータは早晩学習しつくされると言われており、今後はクローズドなデータに学習のフロンティアが移ると想定される。様々な組織・デバイスに散在するデータ・計算資源を安全・効率的に活用し、各ドメインでの共通課題に特化した生成AIを共創・協調する新たな研究分野の概要を示すとともに、その社会実証に向けた取り組みを紹介しつつ、開発者、サービス事業者、利用者などの目線で議論する。

【企画セッションのアジェンダ】

  • 講演1「AIモデルの共創・協調の意義、現在地)」
    是津 耕司(国立研究開発法人情報通信研究機構/名古屋大学)
  • 講演2「 AIモデルの共創・協調に向けた技術的アプローチ」
    黒川 茂莉(株式会社KDDI総合研究所)
  • 講演3「 AIモデル共創フレームワーク」
    鈴木 泰山(株式会社ピコラボ)
  • 講演4「スマートモビリティ/スマートシティでの応用例」
    鮫島 淳志(TOPPANデジタル株式会社)
    山口 修平(KDDI株式会社)
    三阪 和弘(グリーンブルー株式会社)
  • パネルディスカッション
    コーディネータ:井上 陽允(KDDI株式会社)
    パネリスト:上記講演者および、林谷 昌洋(日本電気株式会社)、西村 光平(ギリア株式会社)

【グリーンブルーの発表概要】
「スマート運転支援(AIドラレコ)でのAIモデル共創プラットフォーム応用例」
グリーンブルーは本コンソーシアム内での役割として、①環境ホットスポット予測技術の開発・実証②スマート運転支援技術の開発・実証を担当しており、本発表では後者を紹介しました。

下図は、クラウドサーバ(AIモデル共創プラットフォーム)~エッジサーバ~エッジデバイス(車両)間の分散型AIがシームレスに連携し、各車両と運転者毎に最適化された「パーソナライズド連合学習」が安全に行われている様子を示しています。
※ここで連合学習とは「複数のエッジが保有するデータを学習データとして用いたAIモデルをそれらのデータを明かす事なく学習する技術」のことを指します。

 

エッジ環境のトラックには、車載デバイスとして、車外にGBiot-SG1を、車内にGBiot-IC1を設置し、データ収集を行っています。
また、トラック実証のパートナーとして、株式会社日硝ハイウエーにご協力いただています。

本実証は、2025年度末まで継続する予定です。

<参考:2025年度 人工知能学会全国大会ホームページ>
JSAI2025 – 2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)