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環境モニタリングをベースに貢献します。

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VOC・有害大気汚染物質調査

健康影響に関連する有害大気汚染物質の採取から分析・考察までの一貫したサービスを行います。

 有害大気汚染物質とは、「継続的に摂取される場合には人の健康を損なうおそれがある物質で大気の汚染の原因となるもの(ばい煙及び特定粉じんを除く)(大気汚染防止法第2条第9項)」をいい、234物質が該当します。このうち健康リスクがある程度高いと考えられる22物質が、「優先取組物質」として位置付けられています(表1を参照)。
 この中でも、地方自治体による環境大気のモニタリング項目としては、揮発性有機化合物質(VOC)9項目とアルデヒド2項目、酸化エチレンと水銀、ベンゾ[a]ピレンなどが比較的頻繁に行われています。
 これらの物質は大気中の濃度が極めて低いため、サンプリングや分析上のわずかな条件の違いや汚れが無視できません。そのため、グリーンブルーではVOC分析を行う部屋は、活性炭を通した空気で室内を加圧して、外気や隣室の空気が進入しないようにコントロールしています。また、グリーンブルーでは定流量サンプリング装置の利用や空試験、二重測定などの精度管理を実施し、信頼性の高い測定データの提供をお約束します。

VOC(揮発性有機化合物)とは

 VOC(揮発性有機化合物)は、Volatile Organic Compoundsの略称で、常温常圧下で容易に空気中に揮発する有機化合物の総称です。塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤などに使用されている有機溶剤、トルエン、キシレン、酢酸エチル、メタノールや、クリーニング剤として使われるトリクロロエチレンなどが代表的な物質です。

 VOCの主な発生源としては、移動発生源(自動車・船舶・飛行機など)、発電所、清掃工場、ビルのボイラーなどのほか、生産工程や塗装などがあります。健康影響としては、吸入による頭痛やめまい、腎障害などの有害性および発ガン性などの可能性が指摘されています。

 VOCは、浮遊粒子状物質(SPM)や光化学オキシダントの原因物質の一つとされ、2006年の改正大気汚染防止法の施行により、その排出規制が始まりました。

 グリーンブルーは、VOC法規制以前からの豊富な実績によって、VOCの調査分析において貢献しています。

表1 優先取組22物質と分析方法および基準値
分析方法 *注1 優先取組22物質 環境基準値(または指針値)
μg/m3 *注2
1.容器(キャニスター)採取・GC/MS法 アクリロニトリル (2)
テトラクロロエチレン 200
トリクロロエチレン 200
1,3−ブタジエン  
ベンゼン 3
塩化ビニルモノマー 10
クロロホルム  
1,2−ジクロロエタン  
ジクロロメタン 150
2.捕集管採取・HPLC法 アセトアルデヒド  
ホルムアルデヒド  
3.捕集管採取・GC/MS法 酸化エチレン  
4.捕集管採取・冷原子吸光法 水銀及びその化合物  
5.ろ紙及びポリウレタンフォーム採取・高分解能GC/MS法 ダイオキシン類 0.6pg-TEQ/m3
6.ろ紙捕集・HPLC法 ベンゾ[a]ピレン  
7.ろ紙捕集・原子吸光法またはICP法 ニッケル化合物  
ヒ素及びその化合物  
ベリリウム及びその化合物  
マンガン及びその化合物  
六価クロム化合物  
8.ろ紙捕集・電子顕微鏡法 タルク(アスベスト様繊維を含む)  
9.その他 クロロメチルメチルエーテル  

*注1) GC/MS:ガスクロマトグラフ−質量分析、HPLC:高速液体クロマトグラフ、ICP:誘導結合プラズマ発光分析
*注2) 環境基準値および指針値は、年平均値により評価します。

道路端に設置した有害大気汚染物質サンプラー(作業フローの3)
  • 左の丸い容器は、VOCを捕集するためのキャニスター(表1の試料1.捕集用)。あらかじめ内部を減圧しておき、マスフローコントローラで一定流量を流し、24時間かけて大気試料を内部に吸引します。
  • 右の装置は、粉じんを捕集するためのハイボリュームエアサンプラー(表1の試料6.、7.の捕集用)。
    ブロワーで大量の空気を吸引し、石英繊維フィルター上に大気中の粉じんをろ過捕集します。
捕集管採取用のサンプラーの点検作業
捕集管採取用のサンプラーの点検作業
  • ここでは測定室の屋外からチューブで大気を引き込み、24時間の吸引を行います。
    (表1の試料2.および3.の捕集)
キャニスター加熱減圧装置
キャニスター加熱減圧装置
キャニスターに捕集した試料大気を、VOC分析装置に送り出すための減圧装置
ICP発光分析装置
ICP発光分析装置
高速液体クロマトグラフ装置
高速液体クロマトグラフ装置
捕集管に捕集したアルデヒド類は、溶媒中に抽出され、本装置で分析される
【作業フロー:定期モニタリングの場合】

 一般環境大気のモニタリングにおける有害大気汚染物質測定は、年間を通じての状況を把握するために毎月1回、あるいは3ヶ月に1回など、定期的な実測を行っています。その他に、特定の目的に合わせた臨時的な調査や、環境科学研究のための実測調査も行われます。

作業フロー

【VOC・有害大気汚染物質調査の主な実績】
顧客名 業務名
横浜市 有害大気汚染物質調査
八王子市
川崎市
江戸川区
板橋区
墨田区

ほか多数

【関連WEBサイト】
大気汚染防止法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S43/S43HO097.html 
大気汚染防止法施行令
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S43/S43SE329.html 
環境省 VOC対策
http://www.env.go.jp/air/osen/voc/voc.html 
環境省水・大気環境局:有害大気汚染物質測定方法マニュアル
http://www.env.go.jp/air/osen/manual2/index.html 

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