技術的事項に関するご質問 【JIS法との関係について】

最先端のダイオキシン監視装置を販売しています。

Question7.

アメサはJIS法と一致していますか。

Answer7.

日本では、排ガス中のダイオキシン類を測定する「公定法」としてJIS法(JIS K 0311)が存在します。
一方、ヨーロッパにはEN 1948があります。アメサはこの二つの短時間採取法による測定結果との比較において、非常にいい結果が得られています。

そもそも、JIS法やEN法、アメリカのEPA法を用いても、24時間、或いはそれ以上長い1週間単位の長期連続サンプリングはできません。つまり、JIS法は4時間程度の短時間採取のための方法なのです。

アメサは「Continuous Long-term Sampling」(長期間連続採取)のために開発されたので、短時間サンプリングしか対応できないJIS法と比較するのは不適切です。それでも、アメサの標準サービスパッケージには1年に1回~2回のJIS法との並行測定による確認試験が含まれていますので、測定結果の評価にあたって考慮していただくことも可能です。

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 Question8.

なぜJIS法(JIS K 0311)ではダイオキシン類の「長期連続採取」ができないのですか。

Answer8.

通常、ごみ焼却炉などの排ガス中には数十パーセントの水分が含まれています。
この水分は煙突や煙道の中では100℃以上の高い温度の状態にあるため、ダイオキシン類の採取装置に引き込まれると冷却されて凝縮します。凝縮して液体になった水分は測定装置の容器の中に溜まっていきます。
その中には分析されるべきダイオキシン類も含まれていますが、この量が長期間の採取では膨大になり、回収処理できなくなってしまうために、事実上、半日を超えてJIS法による採取を行うのは難しいことなのです。

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 Question9.

JIS法では、ガスクロマトグラフ/質量分析器(GC/MS)の検出感度や評価すべき値を考慮して、測定濃度に応じた試料採取量を定めるよう決められていますが、アメサではどうなっていますか。

Answer9.

アメサでは1週間から1ヶ月程度の測定期間が設定されることから、一般的なJIS法による測定よりも多い試料ガス吸引量が得られます。昨今、焼却能力が4トン以上の新設焼却炉の基準値が0.1ng-TEQ/m3Nであるのに対して、それよりも低い0.01 ng-TEQ/m3Nや0.05 ng-TEQ/m3Nといった設計値や管理目標値を設定される施設が増えてきています。
通常のJIS法による分析方法で、これらの低いレベルに押さえられたダイオキシン類を定量するのは、かえって難しくなってきています。JIS法よりも多くの試料ガスが得られて、十分な定量下限値が実現できるのもアメサの魅力のうちのひとつです。

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 Question10.

アメサではカートリッジのみの分析であり、サンプリングライン(採取管内壁など)に付着したダイオキシン類が分析されていないので、濃度が低く出る恐れはありませんか。

Answer10.

アメサの採取プローブ(採取管)内では、高温の試料ガスを50℃程度まで冷却します。すると試料ガス中の水分が凝縮し、アメサの採取プローブ(採取管)の内壁をつたって、そこにある固形分のダイオキシン類を洗い流し、カートリッジへと運びます。この作用により、採取管内壁などに残留するダイオキシン類の量は、ほとんど無視できる程度であることを確認しています。

それでも採取管内壁などへの付着を気にされるお客様のためにアメサにはガラス製採取管(内管)のオプションがあります。これを用いればカートリッジ回収時にガラス製採取管を同時に回収して、分析試料に含めることができます。

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 Question11.

1ヶ月の長期間試料採取になると、採取管のノズルや圧力センサーが詰まるなどのトラブルが発生する可能性も大きくなると思われますが、アメサではどう対処していますか。

Answer11.

アメサは等速吸引の設定にプラントル管やピトー管を用いていますが、特にプラントル管の測定孔は非常に小さく目詰まりの可能性が最も高い部位です。
アメサは30分に1回の間隔で圧縮空気の噴射を行い自動洗浄を行うようになっています。 また、採取管ノズルの詰まりについては、アメサ自身が異常を検知して
アラーム信号を発するようになっています。
万が一、アラームが出ればグリーンブルーの保守担当者が、駆けつけるようになっています。

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 Question12.

焼却炉の立上げや埋火時に、排ガス流量の変動が大きくなり、等速吸引の信頼性(追従性)を保つのが難しくなりますが、アメサはこれをどう保証しますか。

Answer12.

アメサは煙道排ガスの流速に合わせて、試料ガスの吸引速度を自動調整することができます。焼却炉の立上げ時などの排ガス流量が急激に変化する時でも、正しく等速吸引できる性能がなければ、ダイオキシン類の連続採取装置とは言えません。

アメサはこの点において十分な信頼性を持ち合わせていることをテュフ(TUV)の性能試験で確認しています。もちろん、焼却炉が一時停止する埋火運転時の時などは排ガス流速がほぼゼロになり、流速の測定が困難になるので、アメサは一定の条件で測定を停止できるプログラムが組み込めるようになっています。

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