ドローン調査・点検サービス
グリーンブルーがお届けするドローンを利用したサービスは、大気・水質・土壌などの環境モニタリングに携わってきた長年の経験に立脚しています。各種環境モニタリングや施設の検査などを行ってきた中でドローンを活用すれば、より手軽に貴重なデータ情報が得られるとの発想から開発されてきました。
元来、測定や観測に精通している自社パイロットは、搭載するセンサーやカメラ、その他の機器についても熟知しているため、狙った通りの情報を上空で正確かつ安全に得ることができます。
大気環境におけるPM2.5などの汚染物質の実態は、これまで地表での測定で把握することが試みられてきました。しかし、立体的な大気の中で起きている現象を平面的な分布などから全て把握するには無理があり、上空で大気の成分を測定することは長年の希望とされてきました。例えば、タワーを使って測定したり、高山のデータを参考にしたり。時には、航空機に測定器を搭載して飛行したこともありました。けれども、いずれも測定できる高度に限界があったり、お金がかかり過ぎてしまったりという問題を抱えていたのです。
そこで、登場したのが上空の任意の場所へ自由自在に飛んでいけるドローン(マルチコプターなど)です。
リチウムポリマーバッテリー技術の急速な発達とドローンの自律的姿勢制御技術の発展により、空気の状態に与える影響を最小限にして飛行中に測定を行うことが可能になってきたのです。
グリーンブルーでは、環境大気に関する次のような項目についてドローンに搭載する機器で上空のデータを取ることができます。
・微小粒子状物質(PM2.5質量濃度) ・オキシダント濃度(オゾンO3)
・ブラックカーボン濃度(BC) ・粒子状物質個数濃度
・揮発性有機化合物濃度(VOCs) ・試料採取(定性分析用)
・温度 ・湿度 ・気圧 ・風向 ・風速 ・照度/紫外線 ・その他
プラントなどの大きな施設やヒトが入るには狭くて危険な施設など、点検作業を行うのに多大な手間や費用がかかるものがあります。
これをドローンに搭載したカメラやセンサーなどに置き換えることで飛躍的な効率のアップが実現できます。
今まで足場を組んで実施していた保守・点検作業の一部をドローンで行う他、本格的な工事の前の現況把握に用いることができます。
グリーンブルーでは、下記のような施設・設備をお持ちのお客様にドローンによる点検技術の導入をご提案差し上げています。
・燃焼・焼却施設(煙突、煙道やボイラーなど) ・水道・送電施設(管渠)
・採鉱施設(鉱山コンベアなど) ・製造施設(原料タンクなど)
・ショッピングモール、商業施設、体育館など(特定天井)
・船舶施設(バラストタンクなど) ・建築施設(橋脚、桟橋、保水タンクなど)
グリーンブルーが現場に投入するドローンは基本的に自社所有機。
搭載する測定器やセンサーなどは、ただドローンに搭載するだけでは正確なデータを得ることはできません。気圧や気温の変化やプロペラからの風、強い日差しや振動などから影響を受けてしまうのです。グリーンブルーで所有している機体は調査や点検の目的に応じて最適なカスタマイズを施したものを現場に投入します。予めセンサー機器の搭載試験を行って、得られるデータの妥当性を確認した上で現場に投入しています。また、国内外のドローン開発企業や測定器メーカーと協力体制を構築することで常に最新の機体や測定デバイスを利用できるネットワークを構築しています。
大気観測用カスタマイズ機
環境モニタリングの分野で長年の経験を培ってきた自社パイロットはドローンに搭載するセンサーやカメラ、測定器にも精通しています。累積飛行時間が数百時間に及ぶベテランパイロットもいますので、難しい飛行方法も熟練の技術で安全に実施できます。
平素は航空法などで禁止されている飛行方法についても対応可能です。予め国土交通省の包括飛行申請もされていますので、申請審査の結果を待たなくても直ぐに出動できます。
グリーンブルーがドローンサービスを開始したのは2015年。既に多数の調査・観測実績があります。
更に様々な研究に求められる上空での観測に際して、いつも最適な手法で正確なデータが取れるよう日々進化しています。
各種環境モニタリングや施設の検査などをお考えであれば、まずはご連絡ください。
豊富な経験に照らして、専門のスタッフが最適なご提案を差し上げます。
その他、よくあるお問合せはこちら
Q1.ドローンにはどれくらいのモノが積めますか?
A2.グリーンブルーで備えているドローン(マルチコプター)の場合、5.5kgまでの搭載物積載が可能です。
ただし、他の大きな機体も準備できますので、まずはどのような観測や測定を上空で行いたいか
お知らせください。
Q2.ドローンは一回の飛行で、どれくらい長く飛行できますか?
A2.ドローンの飛行できる時間は、搭載物を含む機体全体の重量によって変わります。
グリーンブルーの場合、何も積まなければ40分ほど飛行できるマルチコプターを準備しています。
40分を超える測定や観測の場合もバッテリーの交換は直ぐに済むので、一旦着陸して希望の空域に
戻ることもできます。
また、ドローンへの有線給電により、更に長く上空に留まるご提案もできます。
Q3.ドローンはどれくらい高く飛行できますか?
A3.国土交通省に特別な飛行申請をしなくても飛べるのは高度150m未満までです。
しかし、必要な申請を経ればそれよりも高く飛ぶことができます。
高度1,000m以上まで到達することはできます(機体の運用限界高度は海抜 2,500~5,000mくらい)
が、上空で測定・観測活動を行う時間を考慮すると高度500~600mくらいまでにしておくと
安全に帰ってくることができます。
Q4.ドローンはどれくらい遠くまで飛行できますか?
A4.ドローンを制御する電波はパイロットが立っている位置から3~4km先まで到達しますので、
その範囲で飛行させることができます。
しかし、電波を妨害する状況はケースバイケースですので、パイロットは予め現地を下見した上で
安全のための措置を講じて、慎重に確認しながら飛行します。