水質
水質汚濁問題の解決や水処理技術支援に向けた調査分析を行います
下水処理場での採水作業
水質調査分析の対象は、自然環境水(地下水、河川・湖沼・海水)、公共処理水(飲料水、プール・公衆浴場水)、人為的汚染水(下水、汚水、産業排水、処理排水等)及び鉱泉水など多岐にわたります。
これらの対象を目的に応じ調査分析を行います。調査分析を行うにあたっては、対象水の調査結果の使用目的や水の汚染度、物質の存在する形態などを考慮し、最適な分析方法のご提案を行います。
また、水処理施設の開発や維持管理の支援・水中異物の原因究明調査などにおいても、グリーンブルーの分析精度をご支持頂いています。
【水質調査分析の主な実績】
顧客名 | 業務名 |
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各自治体、工場施設など | 工場排水水質分析 |
各自治体、設備管理会社など | 鉱泉水飲料水分析 |
工場施設、設備管理会社など | 工業用水水質分析 |
病院、飲食店舗など | 排水水質分析 |
目的に応じた水質調査分析-適否判断-
分光光度計を用いた分析(六価クロム)
水質調査分析分野では、飲用水、公共浴用水、下水、汚水、鉱泉水など目的に応じた水質試験法とその基準値が定められています。例えば飲用水道水は、水道水源の約7割を河川等の表流水より取水しているため、公共用水域における水質汚濁によって大きく影響を受けます。
また、水源の約3割を占める地下水は、以前は良質の水源とされてきましたがトリクロロエチレン等の有機ハロゲン化合物による汚染が顕在化し、微量でも大きな健康被害を及ぼす可能性のある化学物質が注目されています。
飲用水道水は、「水道法」及び「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」により常に基準値以下の水質が保たれている一方、水源の質の低下により、住民から様々な原因による苦情が寄せられるなど、生活に密着した問題となります。
分光光度計
目的に応じた水質調査分析-原因究明調査-
水質基準の適否のみでなく河川等の環境水や、飲用の水道水・地下水などにおいて、「なんとなく味がおかしい「色がついているようだ」「何かにおいがする」「何か異物があるようだ」など、原因がわからない状況もあります。グリーンブルーでは、豊富な実績から分析調査を提案し、原因究明の支援を承っております。
イオンバランス分析
水中の塩素、硫酸、ナトリウム、カリウム等のイオン項目を分析し、水質の安定状況を確認します。
イオンクロマトグラフ
高速液体クロマトグラフ
異物分析
水中のさまざまな異物の顕微鏡観察、物性試験を行い、異物生成の原因を推測します。
異物調査例(左;顕微鏡SEM観察、中;EDX分析、右;FT-IR)
その他各種分析
色・におい・味等に関するクレームの原因調査として、主に揮発性有機化合物等の分析を行います。
ガスクロマトグラフ
ICP発光分光分析装置
【水質調査分析の主な実績】
顧客名 | 業務名 |
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設備管理会社 | 水道中の異物分析 |
設備管理会社 | 水道水のイオンバランス調査分析 |
設備管理会社 | 飲料水分析(通常の分析に考察を加えたタイプ) |